なるべくお金をかけないで社会勉強する方法
■お買い物がレジャーではお金は貯まらない
たまの休み、家族の要望に応えて車を出し、アウトレットモールへと出かけます。行き返りの渋滞に疲れ、家族の買い物代や飲食代、お財布の中身はほぼ空っぽ。しかもドライブの疲れがどっとたまりつつ、休みは終わったりします。家族サービスも時には必要ですが、それでも、提供する側のお父さんからすれば、疲労がたまるだけでなく、お金も飛ぶという二重苦です。
もともと、ショッピングをレジャーとしている家庭の貯蓄額は低い傾向があるようです。
しかしこれ、考えてみれば当然ともいえますよね。家族で遠出をしたり、ショッピングをするわけですから当然お金が必要となりますが、これ自体をレジャーとした場合、週末ごとに大きな出費を繰り返すこととなることから、貯蓄をする余裕などなくなるはずだからです。また、妻子は喜ぶかもしれませんが、週末ごとにショッピングというのも教育上あまり好ましいともいえません。
そこで今回はなるべくお金をかけないで、家族一緒に社会勉強をする方法をご紹介することにしましょう。ほとんどお金をかけずに多くのことを学び、また、子供たちを楽しませることもできる上、もしかすると、美味しいものを食べたり、美味しいお酒を飲んだりすることさえ、ほぼタダでできるという週末の過ごし方です。なかなかお得だとは思いませんか。
■なるべくお金をかけないで家族で社会見学
日用品や、口に運ぶことになる食品、供給され続けている電気やガスなどのインフラは、私たちが生活をする上で必要不可欠なものといえます。しかしこれらは、日々用いているがために、それらを製造したり供給する側の企業や人々の働きを、私たちはあまり意識することはありません。
私たちが日々用いたり口に運ぶ事になるものは、たとえば、各地に存在する生産工場によって製造されているわけですが、時にはこれらの工場を家族で見学をしてみるというのも、非常に価値のあるものです。
子供たちに、製品がどのように生産されていくかを学ばせる絶好の機会でもあり、また、消費者にわかりやすくさまざまなことを教えてくれることも少なくないことから、1日を有意義に過ごすことができるはずです。
日本全国には、さまざまな工場があるものです。通常は意識することはすくないかもしれませんが、中には工場内を見学したり、生産工程の作業を実際に体験させてくれる所も少なくありません。また、食品工場などの場合は、その工場で生産するものを実際に食べたり飲んだりできるところもあります。そしてこれらの多くが無料で提供されているので、有意義な1日を、なるべくお金をかけないで過ごすことができるわけです。
■官公庁やマスコミ、エネルギーや運輸など他業種の見学も可能
無料で見学ができる場所は、生産工場だけではありません。
たとえば、官公庁も、場所によっては見学ができるところがあります。たとえば警視庁や参議院、造幣局などは、内部を公開していたり、併設される博物館や資料室で知識を深めることもできます。消防庁では、地震や暴風雨体験、消火体験などをすることもできます。
環境関連においては、下水道の水再生センターを見学したり、ごみ焼却工場などの見学、リサイクル工場見学などができるところもあります。子供たちにリサイクルに関するさまざまなことを学ばせるのも悪くありませんよね。また、子供たちに宇宙開発の夢を与えるのには、秋田県や茨城県、鹿児島県にある宇宙航空研究開発機構（JAXA）を見学することもできます。
マスコミについては、各局のテレビ局がスタジオ見学などを提供していますし、エネルギー関連では、石油精製や原油備蓄、タンクローリー出荷などの工程の見学、物流においては、大型物流施設の見学、運輸関連においては、JRが施設内の見学コースを設けていたり、車両の整備探検修理を行う工場の見学ができます。航空会社では、旅客機整備工場の見学ができるところもあります。
この様に、各省庁やインフラ、マスコミ、運輸、そして各種生産企業などの工場や施設を、無料もしくは安価に提供している所は意外に多く存在するものです。お住まいの近くにも、そんな見学ができるスポットがいくつもあることでしょう。
いずれも一般的にはあまり目にすることのない、業界の裏側であるわけですから、子供たちも含めて非常に有意義な時間を過ごせることでしょう。
また、場合によってはお土産をもらうことができる場合もあります。あれこれと探して、ご家族で体験されてみてはいかがでしょうか。お財布が軽くなることもなく、家族みんなで楽しめ、しかも楽しい思い出を積み上げることができる週末の過ごし方、かなりお勧めの選択だと思いますが、いかがでしょうか。
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