なるべくお金をかけないで資格を取得する方法
■再就職に有効となる国家取得を取得する
昨今、再就職事情は非常に過酷なものとなりつつあります。一度仕事を辞めてしまうと、おおよそ次の仕事が決まらなかったり、あったとしても年収の半減を余儀なくされたりと、バブル期のような、転職とともに年収を上げているモデルは、現在ではまったく通用しないものとなっています。
さて、再就職において、現在でも比較的効力を発揮するものとして、国家資格の存在をあげることができます。仕事にはさまざまな業態や業種が存在しますが、これらの中には、国家資格が設けられているものも少なくありません。
国家資格は、文字通り国が資格を保証するものであり、国家試験をパスすることにより得ることが可能となります。上級資格の場合は、実務経験や初級資格取得から一定の年月を必要とするものもありますが、初級資格の多くは、おおよそ受験資格を設けていないものもあり、勉強をすれば誰もが取得することが可能となります。
面接などの際、国家資格があれば、仕事が出来る出来ないにかかわらず、とりあえずは国家資格を取得した能力や知識があることの提示ができ、またそれは国によって認められたものであることから、信用を得やすいことから、再就職の採用確率を上げることが可能となるわけです。また、資格保持者の場合、時給や月給に繁栄される場合もあるため、大きなアドバンテージとなることが少なくありません。このため、できれば資格は取得しておいて損はないというわけです。
■場合によっては生活費の面倒も見てもらえる求職者支援制度
ところが、資格を取得するためには、独学のみならず、学校へと通う必要もあるかもしれません。学校へかようとなれば、それなりの学費も必要となることでしょう。また、その間、仕事ができないわけですから、生活を維持するのも困難となる場合すらあることでしょう。
そこで今回は、なるべくお金をかけることなく、資格を取得する方法について考えてみたいと思います。実はこの方法であれば、なるべくお金をかけることがないのみならず、生活費の一部を負担してくれることもあり、かなりお得かと思います。
さて、このようなおいしいサービスを享受するには、ハローワークにおいて開講されている職業訓練校への申し込みを行います。職業訓練校は、民間のスクールによって開講されるモノですが、受講費用はテキスト代金のみとなっていることから、格安で受講することが可能です。また、受講期間は2ヶ月から半年程度となっており、この間講義をうけながら、資格取得のための実力を付けることが可能となります。
また、求職者支援制度の訓練の場合は、月収8万円以下の条件が整えば、訓練期間中に月10万円の就業訓練受講給付金の給付を受けることも可能となります。求職者支援訓練の対象となるのは、雇用保険の受給資格がない社会人であり、主婦や無職、フリーター、失業者などが相当します。つまり、これらの条件に合致する方であれば、ハローワークへと出向き、申請をすることで、就業訓練受講給付金の給付を受けながら、しかもテキスト代を支払うことで、資格取得にトライすることができるわけです。
なお、職業訓練は地方自治体において、さまざまなものが開講していますが、これは、厚生労働省の職業訓練に関するサイトを訪れることで検索することが可能です。
最低限の生活費を得ながらも、テキスト代のみで資格を取得することが出来ることから、場合によってはかなりお得になるはずです。条件に合致されるのであれば、ひとつ検討されるのも価値ある事かと思います。
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