なるべくお金をかけないで外で時間を過ごす方法
■外出の度に散財をしてしまうのは何故か
「外出すると、どうしてもいろいろと買い物をしてしまうのでお金がなくなる」と、そんな悩みを抱えている方はいらっしゃらないでしょうか。
確かに、外出をするとその度にお金がかかりますよね。別段意識してお金を使うつもりでなかったとしても、ついついモノを買ってしまったり、お金を使って何かをしてしまったりということを繰り返してしまいます。朝家を出るまでは、まったく考えになかったものを買ってしまい、その荷物を持って疲れて帰ってくる日を、経験されたことのある方は、決して少なくはないはずです。でもこれは、何故なのでしょうか。
ひとたび外出をして向かう先が商業エリアや商業施設であった場合、当然のこと多くの店舗がそこにはあるものです。店舗からすれば、より多くのお客さんを呼び込むとともに、そのお客さんに対して、より多くの商品を販売したいと考えているはずです。
しかし、最近は消費者も財布の紐を硬く締めていることから、簡単には商品は売れてはくれません。そこで、さまざまな仕掛けを施すことになります。
たとえば、事前に新聞広告などで魅力的な値段で商品の販売を宣言したり、タイムセールなど、時間を限定して格安で商品を提供したりします。
さらには、店舗内においても、より多くの商品を売るためのさまざまな工夫がなされているものです。売れ筋商品を目立つ位置に陳列したり、多くのPOPを作成し、お客さんがその商品に興味を示すようにメッセージを発信したり、さらにはより長い時間、お客さんが店舗にとどまってくれるように、音楽を流したり、快適な環境を作ったりするものです。
消費者である私たちは、この様に数多くの戦略的な仕組みが施された空間に迷い込みます。すると、時によっては、いとも簡単にこの戦略に乗せられて、それまでまったく意識をしていなかった商品に手を伸ばしたり、衝動買いをしてしまったりすることになるわけです。
■まずはお金を使う場所へと近づかない
さて、店舗の戦略に乗せられて、本来は必要ではないものを衝動買いしたりして、無駄にお金を散財しないためには、どのような対応策を講じれば良いでしょうか。
実はこの対策、論理的に解決するのはとても容易なことです。
これを実現するためには、ちょっとした慣れが必要となりますが、もう散財はコリゴリだと思われていらっしゃる方であれば、実現はさほど難しくはないはずです。是非とも実行していただくことをお勧めします。
対応策はふたつです。
まず第一に、外出したとしても、商業施設へは近づかないことです。商業施設に近づくということは、敵の罠が数多く仕掛けられた場所へと足を踏み入れることに等しいといえます。自ら危ないエリアへと足を踏み込まない癖をつけてしまえば、自ずと無駄な消費を抑えることは可能となります。
ただしこの対応策は、慣れが必要です。特に若い方であれば、ショッピングが週末の過ごし方になっていたりするものです。つまり、お金を使うことが楽しみであり、余暇の過ごし方となってしまっているわけです。
この様な過ごし方が日常化している方からするならば、お金を使わない場所へ出かけたとしても、精神的な高揚を得ることができず、当初は物足りないといった想いに駆られてしまうかもしれません。
しかし実は、お金を使わない場所においても、豊かにそして優雅で有意義な場所は数多く存在するものです。まずはそんな場所を、ご自信でひとつ、ふたつと探してそれを増やしていく必要があります。
■なるべくお金を持たないで外出する
また、同時に行う有効策として、お金を持たないで外出をするという方法もあります。
「なるべくお金をかけない道」を極めていらっしゃる方からすれば、ごく当たり前のことなのですが、お財布にはほとんどお金を入れないものです。入っていても2000円程度という方も少なくありませんし、中には小銭入れしか持ち歩かないという方もいます。
ところがこれも慣れるまではちょっとしたストレスを感じるはずです。これまで十分なお金を持ち歩いていた方が、小銭しか持たないと、不安に陥ることが少なくないのです。
しかし慣れてしまえば、小銭程度しか持ち歩かなかったとしても、まったく問題ないことに気づきます。また、商業施設などへ出かけず、公園や図書館、もしくは無料で過ごせる施設の中で、ご自分が有意義に、そして豊かな気持ちで過ごせるスポットが見つかり始めると、次第にその場所での時間を楽しめるようになります。
お金を使う場所へ行かず、また、そもそもお金を持たずに外出をして時間を楽しむことを身につけると、それだけでも、意外なほどのお金が毎月余るようになるものです。
あとはそれを毎月貯金にまわすことで、新たな夢を見つけることにも成功することでしょう。すると、その夢の具現化に向けた歩みに興味が行くようになることから、日々無駄にお金を使わなくても、楽しく有意義に過ごせるようになるものです。
まずは、なるべくお金をかけないで外で時間を過ごす、ご自分なりの方法を、見つけ出していただければと思います。その気になれば、きっと見つかるはずですから。
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