なるべくお金をかけないで子供の学力や成績を上げる方法 - なるべくお金をかけないで生きるための方法

東京大学に進学した生徒の家庭の経済状態を調べると、総じて平均収入よりも高いという結果がでるといいます。確かに万全の教育体制を敷くためには、それ相応のお金が必要となるものです。

学習塾や進学塾に通わせる必要があるでしょうし、浪人組は予備校に通うことになります。そしてこのすべてには多額のお金が必要となるからです。

しかし、東京大学を始めとする一流大学の学生を細かく調べてみると、実は、進学塾や予備校にまったく通うことなく、現役で合格している生徒も少なからず確認できます。そして、これらの学生を取材をしてみると、実にシンプルな勉強方法を採用していることもあり、興味深いものがあるものです。

そこで今回は、なるべくお金をかけないで子供の学力を上げる方法についてふれてみたいと思います。

■最も確実に学力を上げる教材が何かを知る

お子さんのためなら、どんなこともしてあげたいと思うのは、親心として当然のことでしょう。このため、有名な進学塾があればそこに通わせたいと思うでしょうし、効果的な参考書があれば、それを用意したくもなるはずです。

ところであなたは、最も確実に学力を上げることのできる教材をご存じでしょうか。多くの優秀な学生が用いてきた実績もあります。これでさえしっかりと学んでおけば、個々の学力にもよりますが、おおよそ国立大学は間違いなく合格できる学力を付けることができます。

このような効果的な教材であれば、多くの親御さんは、いくらお金を支払ってでも、買いあたえたいと思うことでしょう。しかしこの教材を入手するのに、新たにお金は必要ありません。

なぜならそれは「教科書」だからです。

「教科書なら学校指定のものを誰もが持っているではないか」

との声が聞こえてきそうです。

しかしできる生徒はこの教科書の使い方が、一般の生徒とは異なります。よってお子さんにも同様の勉強方法を取り入れれば、高い学習塾へ通わせることなく、着実に学力を上げることができることになります。

方法は簡単です。

教科書を徹底的に読み込ませ記憶させることです。この際、参考書などは不要です。とにかくは完全理解、完全把握、完全記憶を目指して、徹底して穴のあくほど教科書を使い込むことです。

できる生徒は、教科書のグラフから脚注の解説についてもすべて記憶すると言います。

また、教科書内にある練習問題は、何度も繰り返し解きます。仮にどうしてもわからない部分があれば、担当教師に質問してぬけがないように努めます。

これだけで、お子さんの成績は飛躍的に向上するはずです。

不用意に参考書などを与えるべきではないのです。

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■学力が上昇し始めたら受験対策へと移行しましょう

さて、次に高校や大学の受験対策です。これには若干のお金がかかります。しかし、進学塾や予備校などに通わせる必要はないことから、最低限の負担で済ませることが可能です。

まず、受験科目別に二冊ずつ問題集を用意します。

一冊は簡単な基礎問題集、そしてもう一冊はそれよりも難易度が高い問題集です。ハイレベルな問題集は特別必要ありません。

そしてこの科目別に用意した二冊の問題集を、何回も何十回も解くのです。

生徒の多くはこの段階で問題自体を記憶してしまうことでしょう。その状態に達するまで繰り返し繰り返し、日々問題を解いていきます。もし問題の中で間違えた部分はしっかりとチェックしておき、重点的に解くことを繰り返します。科目別に用意した問題は、回答できない部分がゼロになるまでひたすら繰り返し学習させてください。

また、先にふれた教科書の徹底把握や記憶は、継続して行う必要があります。