なるべくお金をかけないで夏を涼しく過ごす方法
日本は梅雨のシーズンを迎える頃から、寝苦しい夜がスタートすることになります。また、最近は猛暑日も多いことから、夏場はどうしてもエアコンやクーラーなどに頼りがちになることでしょう。最近では省エネタイプのエアコンも多く登場してきているので、適切な使用を心がければ、電気代も比較的安く押さえることができるはずです。
しかしながら、どうせならなるべくお金をかけないで涼しく過ごしたいモノですよね。そこで今回はそんな方法を模索していくことにしましょう。
■定番ながら日光が入る部屋にスダレをかける
夏場の直射日光は、アスファルトを60度以上にまで熱する力を持っています。このため、部屋を涼しく保つためには、直射日光を遮断する必要があります。
最も簡単なのは、窓にスダレをかけることです。これだけでも直射日光が部屋に差し込むのを防ぐことができます。また、それでいながら風通しは良いことから、体感温度を下げる効果も期待できます。
なお、ひととき流行ったゴーヤなどの植物を窓の外に育て、グリーンシールドを作ることで、日光を遮断する方法は、非常に高い効果を生むものです。この効果は、夏場に木陰で過ごしてみればよくわかるはずです。単に日光を遮断するだけでなく、葉に含まれる水分が温度を下げる効果があるからです。
■なるべく風通しの良い環境を意識して作る
家、もしくはマンションの多くは、南で太陽の光を取り込むように設計されていることから、南北に表と裏の窓が設置されることが少なくありません。このため、その双方をあけることにより、自然の風の流れを作ることができるものです。
風通しを良くすれば、自然の風を取り込むことができます。また、室内にこもる湿気や臭いなどを室外に流すこともできるため、快適性はかなり改善されるはずです。
ただし窓を開け放してしまうと、部屋の中が丸見えになってしまうため、レースのカーテンや、先に紹介したスダレ、グリーンシールドなどを併用します。
涼しい風を取り込みながら、なるべく日光を遮断することができればあ、夏の暑い日も、比較的快適に過ごすことができることでしょう。
■水風呂を効果的に活用する
家にお風呂があるならば、簡単に涼を取る方法があります。水風呂に入るのです。また、水のシャワーを浴びるという手もあります。水ですから、わかすためのガス代も必要ありません。
また、水風呂に浸かる場合は、昨日のお湯を抜かずにそのままにしておけば、翌日の水風呂となるため新たな水道代もかかりません。
夏のリゾートホテルではプールサイドやビーチなどで日光浴を楽しむことでしょう。太陽は肌を焦がすほどに熱いですが、私たちはそれを不快と感じることはありません。それは、暑くなればすぐにでもプールや海に飛び込むことができる環境があるからに他なりません。
この環境を自分の家で作り出すわけです。
もしお宅にベランダやバルコニー、お庭があるのなら、サマーベッドを設置するのはいかがでしょうか。ゆっくりと肌を焦がしつつ、軽くビールでもどうぞ。ヘッドホンでお気に入りの音楽を聴けばさらに気分を高めることができます。そして十分に暑くなったなら、プールや海の代わりに水風呂に入るわけです。
お金もかからず、素敵なリゾート気分の週末を味わえます。しかも、それまで地獄としか思えなかった猛暑も、きっと気分を盛り上げるための演出のひとつとなってくれることでしょう。
■首に巻く冷却材を使う
最近では首に巻く冷却材も広く売られるようになりました。店にもよりますが、夏場であれば100円ショップでも手に入れることが可能です。
この商品はあらかじめ冷凍庫などで冷却しておきそれを取り出して首に巻きます。また、水につけた上で軽く絞って利用するタイプのものもあります。このタイプは気化熱により温度を下げるものです。
これらの商品により静脈を流れる血液を効果的に冷やすことができるため、体感温度を下げるとともに、熱中症対策にも有効に機能してくれます。
手軽に入手できるものなので、特に暑い日などには有効に活用していただきたく思います。
■エアコンを上手に使う
エアコンは電気代がかさむのであまりお勧めではありませんが、それでも昨今のECO型省エネエアコンの冷却効率の高さは注目すべきものがあります。昔のエアコンほど電気代がかからないのです。ですから、もし新たにエアコンを設置するのであれば、このタイプの製品を選択することをお勧めします。
エアコンは室外機との熱交換により部屋を冷やしたり暖めたりします。このため夏場に最も暑い場所に室外機があると、室内の熱を効果的に排出することができません。
室外機の設置は、なるべく風通しが良く直射日光に当たらない涼しい場所に設置する必要があります。とはいえ、室外機の設置場所は限定されるものです。そこで夏場は室外機を直射日光から守るための配慮が必要となります。たとえば、段ボールを乗せたりスダレをかけるなどの対策を講じると良いでしょう。
また、エアコンは常時使用するのではなく、気温が最も高まる午後などに使うと良いでしょう。
電気代の節約は必要ですが、それでも熱中症になってしまっては本末転倒です。
これまでにご紹介した方法との併用で上手に使うことが必要です。
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