なるべくお金をかけないで生きるための方法

なるべくお金を使わずに快適に生きるためのノウハウやコツを提供しています。支出を徹底的に見直すことで経済的自由を手にしてみませんか。

なるべくお金をかけない空気清浄機フィルター代替品

■空気清浄機フィルター代替品作成パーツ

空気清浄機の一般家庭のニーズは、高いものがあります。たとえば、花粉症対策や、PM2.5対策、ウイルス対策、さらには煙草を吸われる方がいらっしゃるご家庭では、煙やたばこの臭い対策に用いられている方も少なくないはずです。このニーズを反映してか、空気清浄機の普及率は、一般家庭において既に5割に近づいているんだそうですね。

空気清浄機には、ファンタイプとイオンタイプ、両者併用タイプなどがありますが、ファンタイプの場合、モーターでファンを回して吸い込んだ空気を、フィルターでろ過して空気中の汚れを除去しています。

このため、しばらく使っていると、フィルターが埃にまみれることになります。また、煙草を吸われる方は、このフィルターが黒く変色することもあります。

汚れたフィルターでは、清浄機能が落ちてしまいますし、フィルターに付着した臭いを逆に拡散してしまうことにもなりかねません。このため、定期的な交換が必要となるはずです。でもこのフィルター、意外に高価なんですよね。モノによっては5000円程度の価格設定がなれているものもあります。

もし、これほどまでのお金をフィルターにかけたくないと思われていて、尚且つ、空気清浄機は、最低限機能してくれれば問題ないとおっしゃるのであれば、5000円もかけず、実質100円から200円程度のコストで、フィルターの代替品を作ることは可能です。ただし、繰り返しますが、正規のフィルターと同様のパフォーマンスを求められている方にはお勧めできません。あくまでも代替品なので。

それでもOKという方は、とりあえず100円均一のお店に足を運び、以下の商品を用意されるとよいかと思います。

f:id:freedomlife:20160404181328j:plain

■空気清浄機フィルター代替品の作り方

用意するのは不織布シート、観賞魚用ろ過材ろ過ウール、冷蔵庫用脱臭剤です。不織布とは、繊維を折らずに絡み合わせたシート状のもので、この商品は家庭菜園などで用いるものです。また、観賞魚用ろ過材ろ過ウールは、文字通り熱帯魚などの水質を保つためのろ過材であり、ポリエステル100%の、感覚としては綿に近い素材です。

写真の脱臭剤は、冷蔵庫用のもので、容器の中にはヤシガラ活性炭の粉状のものが、袋に入っているものです。

これらが用意できたなら、まず空気清浄機の蓋を取り、内部のフィルターを取り出します。そしてまず不織布シートを、フィルターに近い大きさにハサミで切ります。これは2枚用意してください。なお、ファンの能力などにより複数枚重ねても問題ないようであれば、4枚程度用意しても良いかもしれません。

不織布シートは1.8m×4mもありますから、1つ購入すれば何回も使うことができます。ろ過材ろ過ウールも、ハサミで適当な大きさに切ります。ちなみに一般的な空気清浄機であれば2回程度は使うことができる量があります。冷蔵庫用脱臭剤は、容器からヤシガラ活性炭の入った袋を取り出しておきましょう。これで準備は完了です。

準備ができたら、空気清浄機を横に寝かせて、適当なサイズに切った不織布を、これまでフィルターが入っていたスペースに敷きます。そしてその上にろ過ウールを敷きます。ろ過ウールは、半分程度の量を使うとしっかりとフィルターのスペースを埋めることができるはずです。また、ろ過ウールの中央部分を掘り出す形でスペースを空け、そこにヤシガラ活性炭の入った袋を入れて埋め込みます。ヤシガラ活性炭が重いようであれば、紐などで動かないように細工をする必要があるかもしれません。

ろ過ウールが敷き終わったら、その上にもう一枚の不織布をかぶせます。つまり、活性炭袋を埋め込んだろ過ウールを、不織布で包み込む形で、フィルターの代替品を作り上げたわけです。後は空気清浄機の蓋を閉めれば完成です。

■代替フィルターによる空気清浄機の使用感

代替フィルターは、不織布シート、ろ過ウール+ヤシガラ活性炭、不織布シートの3層構造で機能します。空気清浄機のファンによって吸引された空気に含まれる埃は、1層目不織布シートによってフィルタリングされます。また、ここを通過した微粒子も、おおよそは、ろ過ウール+ヤシガラ活性炭によって除去されるはずです。さらには、3層目の不織布シートがあることから、ろ過ウール自体の断片が排出されてしまうこともありません。

実際の代替フィルターによる空気清浄機の使用感としては、空気中に浮遊する埃などは除去されているようです。よって埃に付着した花粉などは、同時に除去することができているはずです。また、煙草の煙などの除去効果もあります。空気清浄機を動作させておけば、ニオイが気になるということもありませんが、完全に取り除くことは難しいようです。PM2.5などの微細な粒子を除去できているのかは、確かめる術がありません。

繰り返しますが、本来のフィルターのパフォーマンスをそのまま実現することは難しいと思います。あくまでも代替品として割り切るという前提なので念のため。また、規格外の使用方法なので、あくまでも自己責任という形で使用していただければと思います。

なお、今回のパーツ合計コストは300円(税別)でしたが、不織布シートは5回程度、ろ過ウールは2回程度使用することができます。よって1回当たりの代替フィルター作成コストは、おおよそで170円。ヤシガラ活性炭を使わないのであれば、わずか70円で作成できることになります。

リサイクルショップなどでは、フィルターが空の空気清浄機が、捨て値で売られていることがあります。このようなリサイクル品を購入し、この代替フィルターを装着して用いれば、かなり低コストで、比較的快適な室内環境を作ることができるかもしれませんね。

 


Sponsored Link